「最後まで聞く」こと~大地のこどもたち~

人と会話をする。指示を聞く。等、「聞く」機会は日常の中にたくさんあります。今月は、相手の話を最後まで聞くことができるよう、カードを用い、「最後まで聞く」ことをねらいとした療育に取り組みました。聞くことができるようになったら、さらに深めて、お友達と勝負。負けて悔しくて、泣いて、離席をしても、頑張り続ける子どもたちの姿に成長を感じました。

まずは、単語を聞いてタッチ。「かき」「なし」「さつまいも」と今の季節である「秋」を知ることも大きなねらいです。


次は、自分の前にある絵札から、選択してとります。「カレーにシチューにかならずにんじん」最後まで聞く意識付けと共に、どのフレーズが必要なのかを自分で選択する必要があります。


年齢に合わせてどんどん絵札が増えます。「カカオの実、その豆からチョコレート」しっかり聞くことができていますね。

年長さんは52枚すべてのカードからの選択に挑戦です!「お魚の大きなお部屋深い海」抽象的なものでも、しっかり選択することができています。「聞く」意識が高まると、集中力も高まりますね。



自分でとることができるようになったら、お友達と勝負!!より集中力が高まります。「先にタッチをした人がカードをとる」というルール理解にもつなげます。「とれなくて悔しい。」「もう、したくない」の気持ちを、泣いたり、離席をすることで表出しながらも、繰り返すことで、活動に戻れるようになりました。気持ちを切り替えることが上手になっていますね。そして、「最後まで頑張ることがすごいこと」であることを子どもたちにしっかり伝えます。


勝負は、勝つこともあれば、負けることもあります。支援のねらいは、勝つことが目的ではなく、負けて悔しい。自分の思い通りにならないという経験を通して、気持ちを切り替えていくことです。涙をふきながらも必死に頑張る子どもたちの姿をとてもたくましく感じました。

人生には思い通りにいかないことがたくさんあります。結果が全てではなく、努力をしたその過程をしっかり認めていきたい。と常々思っています。

㈱サンテル

㈱サンテルと7つの施設 「太陽のこどもたち」 「天空のこどもたち」 「大地のこどもたち」 「七色のこどもたち」 「実りのこどもたち」 「ひまわりのこどもたち」 「あうるのこどもたち」は 児童発達支援事業や 放課後等デイサービス事業を通して こどもたちの暮らしに寄り添います

0コメント

  • 1000 / 1000