お友達と一緒に~大地のこどもたち~
園や学校では、お友達と一緒に過ごす時間も多く、自分一人ができればいいのではなく、お友達と協力して作り上げたり、話し合ったりと、ゆずったり、ゆずられたりする経験の中で、人との関わり方を学んでいきます。大地では、「どうしたらいいかな」「お友達どんな気持ちだろう」「困っているお友達はいないかな」と投げかけることで、自分だけではなく、周りのお友達のことも気にかけることができるよう、お友達と一緒に取り組む活動にも力を入れています。
集団行動①「自分でつないでみよう」
かごの中から、パーツを取り、自分でつなげる。「かごの中のものはみんなのもの」分け与えられたものではなく、みんなで使う経験で、周りを見る力が育ちます。
自分の手元に着目し、つなげることができていますね。次は、「お友達のとくっつけて、一つの大きな輪を作る」お友達に、「つなげてもいい?」と尋ねて「いいよ」の返事を待つ。指示理解と共に、コミュニケーションスキルを高めます。
一つの輪が完成しました!音楽がなっている間は、歩く。音楽が止まったら、止まる。前のお友達にぶつからないように、人との距離感も保てています。
集団行動②
まずは、色ごとに担当を決め、指示された色を持っている人がカラーテープの上に積み木を置く。緑、黄色と終わり、次は「赤い積み木を置く」しっかり動けています。周りのお友達も待つことができていますね。
次はペアでの活動です。「右から順に並べていく」困っているお友達がいたら、「次はこれだよ」と声を掛ける。自分一人で完成させるのではなく、「一緒に」取り組むことが大きなねらいです。
積み木が並べ終わったら、積み木の真ん中を積み木に当たらないように「そーっと」歩くことで、力加減の入力をすると同時に、周りを見る力を育てます。
集団行動③
お友達と一緒に積み木を積む活動です。「赤・青・黄の順で積む」という指示入力はスムーズにいきやすいですが、今回の指示は、「同じ色が重ならないように積む」です。ここでは、周りを見る力、先を見通す力が求められます。この順番でないといけないというこだわりから、変更をかけることにも有効です。
様々な集団行動を通して、周りを見る力がついてきています。大地では、活動ができたことよりも、お友達に声をかけることができたこと、お友達のことを気にかけることができたことをしっかりほめることで、次も声をかけてみようという気持ちを高める支援をしています。また、お友達に声をかけられたら、お友達の声を「聞く」ことも大切ですね。お友達の存在は子どもたちを大きく成長させてくれます。
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